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2012-03-04 (Sun)
アメブロの過去記事も引っ越ししました↓
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堕ちてゆく

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たまには読んだ本の事でも書こうと思います。

作家は岩井志麻子。
彼女の作品を一番最初に読んだのは 『ぼっけえ、きょうてえ』だったのですが

これが・・・これがね。

あり得ないぐらい怖い!!!

これぞまさにジャパニーズホラー。
怪談とはかくあるべし!というような内容です。

不気味なモヤモヤ感で胸がいっぱいになるんだけど、それでいて引き込まれる。岩井さんの本を読んだ事が無い人にお勧めしたいのは絶対に『ぼっけえ、きょうてえ』なんだけど、今日は最近読んだ『堕ちてゆく』 の事を書きます。

内容を軽く紹介するとこんな感じ↓
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足を踏み入れたホストクラブは別天地だった。
黒スーツの男の子達が次々隣に座ってくれる。
なんでこんな素敵な所と男の子を知らずにきたの。
真面目一筋の工員喜久代は、その夜から狂い始めた…。

人は気軽につまずき、うっかり転落し、簡単に破滅していく。
現実の犯罪に想を得て、野心的な手法で描く女たちの事件簿。

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犯罪録の短編集のような内容です。

真っ逆さまに「堕ちてゆく」女たちが描かれているんだけど・・・
・・・びっくりするほど救いが無いの。

出てくる女性たち、ほとんどあの世行きという (;゚∀゚)

あまりにも不条理なんで読後のやるせなさがハンパ無いです。
爽快感とかカタルシスを得たい人にはお勧めしませんw

ちなみに岩井さん、つい最近のイベントでこんな事を語っています。

岩井志麻子、オセロ中島と共通点ありすぎる"洗脳体験"を語る。
http://news.mynavi.jp/news/2012/03/02/044/

どうりでな~・・・と思う。

というのも、岩井さんの本読むと必ずといっていいほど「詐欺師まがいのはったり女」が登場するんだもんww
巷で噂の霊能者の事書いてるのか?と思う程、よく似てる。

気になる人は一度読んでみて下さいw
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